初めての方へ
石炭袋ってなに?(初めての方へ)



「石炭袋」 それは宮沢賢治が、銀河鉄道の夜の中で、石炭袋に見立てた、暗黒星雲の事です。
石炭袋について、詳しく知りたい方は、暗黒星雲を、見て下さい。

「銀河鉄道の夜」の中で、 ジョバンニは、カンパネルラといっしょなら、どんな暗闇でも恐くないと言っています。

 目が見えない世界は、暗闇の世界です。
しかし、決して、恐く、さみしく、冷たく、つまらない世界ではありません。

 そんな視覚障害の世界(石炭袋)を、少しでも皆さんにわかっていただきたく、私の生活、スポーツ、遊びなどを紹介したいと思います。

 目が使えなくても、工夫次第でいろんな事ができます。
もしかすると、できないことの方が少ないかもしれません。
 石炭袋の世界で、ジャングル別に、いやジャンル別に話してみたいと思います。

 また、パートナーのケイルと行った、オレゴンや花巻に行った旅行記なども掲載しています。
つたない文章ですが、お時間がありましたらごらんになって下さい。

 それでは、ゆっくりと遊んで行って下さい。

「目が悪くても、楽しそうだね」と、思っていただけるようになったら、
このHPを作った蟹が、いや、貝が、いや、かいがあります。

以下に、宮沢賢治の、銀河鉄道の夜の、一説を載せておきます。



 「カムパネルラ、また僕たち二人きりになったねえ、
どこまでもどこまでもいっしょに行こう。
僕はもう、あのさそりのように、ほんとうにみんなの幸のためならば
僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない」
 「うん。僕だってそうだ」
カムパネルラの眼にはきれいな涙がうかんでいました。
 「けれどもほんとうのさいわいはいったいなんだろう」
 ジョバンニが言いました。
 「僕わからない」カムパネルラがぼんやり言いました。
 「僕たちしっかりやろうねえ」
ジョバンニが胸いっぱい新しい力が湧くように、
ふうと息をしながら言いました。
 「あ、あすこ石炭袋だよ。そらの孔だよ」
カムパネルラが少しそっちを避けるようにしながら
天の川のひととこを指さしました。
 ジョバンニはそっちを見て、まるでぎくっとしてしまいました。
天の川の一とこに大きなまっくらな孔が、どおんとあいているのです。
その底がどれほど深いか、その奥に何があるか、
いくら眼をこすってのぞいてもなんにも見えず、
ただ眼がしんしんと痛むのでした。

ジョバンニが言いました。
 「僕もうあんな大きな暗の中だってこわくない。
きっとみんなのほんとうのさいわいをさがしに行く。
どこまでもどこまでも僕たちいっしょに進んで行こう」
 「ああきっと行くよ。




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