盲導犬の仕事

盲導犬の仕事


盲導犬は目の悪い人を目的の場所に連れていってくれないと盲導犬って何?で書いた。
では盲導犬は何をしてくれるのだろうか?
言葉に書くととても簡単になる。

1. 障害物をよけて歩いてくれる。
2. 段差や階段などの前で止まってくれる。
3. 目標物に誘導してくれる。
4. 危険な場所には誘導しない。

簡単に書くと上記の4つになる。

ひとつづつ詳しく説明してみよう。


1の障害物をよけて歩いてくれるのは容易にわかると思う。
自転車や車。荷物やごみ箱。そして人間などにぶつからないように歩いてくれる。
盲導犬の仕事の基本的なことだろう。
左右の障害物をよけるのは比較的覚えやすいが
上の障害物をよけるのは難しいようだ。
犬にとって高さの感覚が取りにくいためだろう。

2の段差や階段で止まってくれるのは危ない目に会わせないことと同時に
その存在を教えてくれる。
教えてくれるといっても犬からのあいずがあるわけではない。
犬が止まる。何かあるとユーザーは思い,足を前に出すと段差や階段があり,段差を知る。
しかし目の見えない私たちは段差なのか階段なのかはわからない。
歩いてみて段差なのか階段なのかわかる。
また段差だと思っても階段だったり,とても高い段差のこともある。
段差を確認してもユーザーが先に行かず犬を先に行かせる。
犬が先に歩けば安全なところといえる。
段差や階段で止まるのだが登りと下りでは止まり方が違う。
登りの場合は段の一つ目に前足をかけて止まる。
ハーネスの動きで登りかを判断できる。
下りなら段差の手前で止まり、ユーザーが足で確認する。
登りでも下りでも確認してから犬を歩き出させる。

次に3の目標物に誘導することだが,目的地に連れていってくれるのとは違う。
あくまでも目標物なので犬から見えるものでないといけない。
たとえば建物の入り口。椅子。階段。改札口。
ポストなどである。
東京駅とかNHKという目的地ではない。
近くまできたら,セブンイレブンという言葉を教えればそこに誘導をしてくれると
思うがそれは特別なことだと思う。
施設を卒業したときは他にも券売機,段差,エレベーター,エスカレーターそして
バス停を覚えていた。
私がその後教えたのはボスととカウンターというものだ。
目標物ではないが右に曲がれとかまっすぐいけとか,止まれとかもここに書いておこう。

最後に危険な場所には行かないことだが,犬がいけないと思うことならよいが危ないと
判断できないことを教えてそれを守らせるのが難しいようだ。
交差点でユーザーが行けと命令を出しても車が来ていたら犬は動かない。
狭い通路で向こうから人や車が来て危ないと判断したらユーザーの命令があっても
動かない。これを利口の不服従といっている。
この訓練が盲導犬を育てるのに1番難しいところらしい。

以上が盲導犬の仕事である。それ以上のこともそれ以下の事もない。
よって悪い人から主人を守るとか、襲ってきた犬と戦うこともない。

しかし目にみえない盲導犬の偉大さがある。
盲導犬と歩くことによって安心して安全に歩ける。
この安心して歩けることがユーザーの心に余裕を持たせ歩くことに気を使わず
疲れが少なくなる。心の疲れもなくなるのと同時に体の疲れも少なくなる。
それほど白杖での歩行は神経を使い,体も心も疲れる。
また外を歩いていないときにも家に生き物がいることは心が温まる。
ドッグセラピーの効果も多いと思う。




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