スキーは好き
目が見えなくてもスキーは好き!

 目が見えないと、危ないのではないかと思われるスポーツがいくつかあります。
スキーも、その中のひとつでしょう。

 しかし、スキーをやっている視覚障害者はたくさんいます。
私も、その中の1人です。最近ではスノーボードも挑戦しています。

 ではどのようにしてスキーを楽しむのでしょうか?
「手を繋いで?」「紐で引っ張るの?」「ストックを持っているんだ!」
知らない人は、不思議だと思いますよね。
ところが実際は、パートナーの声を頼りに滑ります。
状況によって、後ろから声をかけるか、前から声をかけてもらうか。
前と後ろについてもらうか。
方法はいくつかありますが、声の指示を頼りに滑るのが基本です。

 「右に行って!」「もうちょっと左!」「スピードを落として!」
「ちょっと急坂になるよ!」「止まって!」「ストックでこいで!」
このような指示ですが、ペアーによって、わかりやすい言葉を使っています。

 問題はペアーとの呼吸です。
「左に曲がって!」といわれても、どのくらい
曲がって良いのかわかりませんよね。
そして、どのくらい曲がったのかわかりにくいです。
微妙なコントロールは、2人の相性とか、スキーの技術とか、
信頼関係によって変わってきます。

 スキーがうまくても、コンビネーションが合わなければうまく滑れません。
逆に、スキーがうまくなくても、2人の息が合っていればうまく滑れます。

 上手に滑ると言うことは、決して早く滑ることではありません。
指示をする人の気持ちが、視覚障害者に伝わり、その気もちどうりに行動をする。
そこには、お互いを認めて、信頼関係があります。

 下まで上手に滑ってきたときは、大きな満足感があります。
もちろん、指示をする人。その指示を受けて滑る人。お互いが、それぞれの
満足感をえられます。

 そこには、目の悪い人を助けてあげようとか、あまり考えないようです。
もちろん、助けは助けなのですが、滑っていると、
「目が悪い人を助けてあげよう」
「見える人に助けてもらおう」
などのことは忘れてしまいます。
お互いがひとつのスポーツを、楽しんでいます。

 このような気もちになれるようになったら、そのペアーは最高のペアーです。
また、最高に楽しいスキーを体験できるでしょう。

 「やったね!完璧に滑ってきたね!」
こんな会話を笑顔でしたくて、スキーを楽しんでいます。

 このスキーに興味のある人は、いっしょに滑りませんか?



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