コンピューターで字を書く
コンピューターで漢字を書く


 目が見えなくて、困ることはいくつかあります。
それらの中で、一番の悩みは、文字が読めないことです。
これは、どうくふうしてもどうしようもありません。
世の中は、文字の情報がたくさんあります。新聞、雑誌から、店の看板、商品に
付けられた名前。電車やバスの時刻表。チラシ。手紙など、取り上げたら
きりがありません。

 視覚障害者には点字という文字がありますが、読める人でなければ
伝わりません。視覚障害者の中でも、読める人は限られています。
ましてや、一般の人にはわからないでしょう。

 視覚障害者と晴眼者が、コミニケーションを取るには、言葉が有効な手段です。
それは昔から自然に使われていました。
しかし、言葉だけではもの足りず、普通の字を書きたいと視覚障害者は
思いました。

 そんな中に、かなタイプというものが現れ、使われるようになりました。
しかし、それはタイプで書いたものを確認したり、修正はできません。
そして漢字も書けません。
 コンピューターの出現が、視覚障害者の「文字を書きたい」という願いを
かなえてくれました。
漢字を書くことはもちろん、最近では、E−MAIL、インターネットと飛躍的に
環境は良くなっています。
私のように、ホームページも作れるようになりました。
また、スキャナーを使って印刷された文字も読めるようになりつつあります。
 もちろん、それらを使いこなすには、パソコンを使う技術はもちろん、
漢字などの知識がないと、思うような文字は書けません。
 それは音声によって、パソコンを操作し、文字を書いているからです。
たとえば「小笠原は暑いですね」とパソコンで書くときに、
「オガサワラ」という漢字を知らないと書けません。もちろんパソコンの
辞書による、候補も字で選択するわけですから、適切な文字へのヒットは、
多くなります。
しかし、「小笠原」というも字を知らないと「小さい傘の原」と思い込んでいると
「小傘原」と書いてしまうかもしれません。
それから、「暑いですね」の「アツイ」ですが「暑い」「熱い」「厚い」
などあります。これらはどうやって確定するのでしょうか?
いくつかの方法があります。
漢字の音と訓を頼りにしたり、漢字の説明を聞いた利です。
これらはソフトによって確かめます。
「暑い」の「暑」は「避暑地のアツイ」
「熱い」の「熱」は「熱情のアツイ」
「厚い」の「厚」は「厚いのコウ」
わかりやすいと言えば、わかりやすいのですが、やはりある程度知識がないと
書けませんね。

 私は中途失明なので、漢字の知識はありますが、ときどき間違えてしまいます。
最終的には、私がしっかりと確認をしていないのが悪いのですが、難しいことも
あります。ソフトによって、うまく説明がされないときがあるのです。
私がこれですから、先天的に目が悪く、文字を知らない人はもっと大変でしょう。

 これらのソフトや音声装置などを使ってコンピューターを使って
コミニケーションをとっています。



追記

視覚障害者が、使っている文字は点字と言われています。
その点字に対して、目で見る普通の文字を「墨字」と、言っています。



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